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突然ですが、私の好きでたまらない雑誌の話をさせてください。
―― 『致知』。おそらくほとんどの方が聞き覚えのない名前だと思います。実際、私自身もその存在を知ったのはつい最近のこと。たまたま見かけたインターネットの求人広告に興味を持ち、さっそく本屋さんへ行ってその内容に衝撃を受けました。
建築家の安藤忠雄氏、イエローハットの鍵山秀三郎氏、ウシオ電機会長の牛尾治朗氏……などなど、誌面の隅々が、自分の「ツボ」といえる方々で埋め尽くされているのです。中でも、産経新聞で「産経抄」を担当されている記者の方や、わが故郷の名士・近江兄弟社(メンターム製造会社)の社長などに光を当てられていることに驚きを覚えました。
私は『致知』のことをもっと知りたくなりました。
そして分かったこと。
1.致知は、私の人生の先輩であるらしい (創刊27年目)
2.致知は、本屋に置いていないらしい (基本的には定期購読)
3.致知は、中国の古典からきた言葉らしい(格物致知……『大学』)
まもなく私は 『致知』が、知る人ぞ知る筋金入りの”人間学”雑誌であることを知りました。
さて、『致知』をご覧になった方が、まず驚かれるのは、おそらく登場人物のラインナップでしょう。 たとえば、2004年の場合↓
(敬称略・順不同・肩書きは掲載当時)
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稲盛和夫 (京セラ名誉会長)
黒川光博 (虎屋社長)
五木寛之 (作家)
大橋洋治 (全日本空輸社長)
渡辺和子 (ノートルダム清心学園理事長)
鍵山秀三郎 (イエローハット相談役)
中鉢良治 (ソニー執行役副社長兼COO・工学博士)
青木定雄 (MKグループオーナー)
佐久間昇二(WOWWOW会長)
森内俊之 (将棋棋士)
宮里藍 (プロゴルフアー)
岡田武史 (横浜F・マリノス監督)
山下智茂 (星陵高校副校長/野球部監督)
矢野博丈 (大創産業社長)
三浦敬三(プロスキーヤー)
三浦雄一郎 (プロスキーヤー)
齋藤茂太 (精神科医)
中村鴈治郎 (歌舞伎俳優)
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経営者やスポーツ選手、作家や医師、俳優……などなど、いっさいのジャンルを問わず、年齢も期待のホープから、その道の達人まで、ほかではちょっとお目にかかれないような人物に出会うことができます。
今年、2005年に入ってからは、水谷修先生(夜回り先生)やメディアでおなじみの横田早紀江さん、『海峡を渡るバイオリン』のモデルとなった陳昌鉉氏や宇多田ヒカルさんのご主人・紀里谷和明氏など、世間で話題となった方々も数多く登場されています。
内容については、巻頭記事でいきなり、稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)、鍵山秀三郎氏(イエローハット相談役)、牛尾治郎氏(ウシオ電機会長)のお三方がリレーエッセイを綴られていることからも、そのこだわりと質の高さがお分かりになるでしょう。
なお、「致知 (格物致知)」とは、
「本物の知識は、体験を通して得られる」との意味ですが、
その言葉通り、雑誌に登場される方々は、理論ではなく、
自分の肌で、感性で、人生の極意をつかみとった方ばかりです。
私はこの 『致知』 をできるだけ多くの方、とくに
「本を1冊も読まない」 「今日が楽しければそれで幸せ」という、
”いまどき”の若い方々へぜひおすすめしたいと思っています。
人生の機微を知る方の言葉、一道を極めた人物から
発せられるセリフに感銘を受けながら、
同時に、あなたご自身の言葉を育てていってください。
2005年4月1日
小森俊司
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